生涯学習施設建設事業について「立ち止まって計画を再吟味する」との判断がされました。
今後は、「生涯学習施設建設等検討委員会」を設置し、事業のあるべき姿を検討していくとのことですが、町民の納得と合意を実現するために以下のような対応が必要と質問・提案しました。
尾 尻 孝 和 10番、日本共産党の尾尻孝和です。
「生涯学習施設建設事業への町民合意を形成するために」。
生涯学習施設建設事業について「立ち止まって計画を再吟味する」との判断がされたことを歓迎します。
今後は、「生涯学習施設建設等検討委員会」を設置し、事業のあるべき姿を検討していくとのことですが、町民の納得と合意を実現するために以下のような対応が必要と考えます。
1 「生涯学習施設建設等検討委員会」での検討に委ねるだけでなく、広く町民に情報を知らせ、町民が声を寄せられる取組は。
2 人口減少の中でどのような生涯学習活動を目指すのか。また、建物については、改善センターの大規模改修、大規模改修と増築、改善センター規模の新築、改善センターを縮小した規模での新築など、想定できる資料を検討委員会に提出し、同時に町民にも示す考えは。
3 総事業費41億円規模を縮小してどの程度の事業とするかの町民判断と合意形成のため、他事業との整合性や今後の学校、役場庁舎の建て替えなどを展望した財政状況の見通しを状況ごとに概略で検討委員会と町民に示す考えは。以上を伺います。
町 長 10番、尾尻議員の「生涯学習施設建設事業への町民合意を形成するために」のご質問にお答えします。
生涯学習施設整備につきましては、平成18年に生涯学習施設等整備検討会として協議を開始してから20年が経過しました。この間も建設場所や整備手法の検討をはじめ、町の財政状況、国県等の補助支援制度の活用など、健全な財政基盤を堅持し、他の事業に影響を及ぼすことのないよう協議、検討を重ねてまいりました。
今般の地域懇談会等を通じて事業の進め方や建物の規模、財政面に慎重な意見が数多く寄せられました。また、住民からの陳情を全会一致で採択し、議会からの「情報公開と住民合意の徹底を求める要望決議」や特別委員会からの7つの提言を踏まえ、一旦立ち止まり、事業のあるべき姿を整理してまいる所存です。議員からは今回の判断について「歓迎する」とのお言葉をいただいておりますが、町民の納得と合意を広げていくことは町として重要な責務であると認識しております。
それでは、順次ご質問にお答えいたします。
1点目についてですが、基本構想、基本計画の策定、さらにはそれらを踏まえた基本・実施設計の策定という積み上げは非常に重要な蓄積であり、それらを議論の出発点として規模、財政など計画の最適化の方向性を示していただく場と考えております。また、地域懇談会での意見やわいがやサロン最終回において、「検討委員会に検討してもらいたいこと」として、直接お声をいただいており、こうした町民の声を委員会での議論にしっかりつないでまいる所存です。また、町民への情報発信については検討委員会の運営方針とともに適時適切な発信方法を検討してまいります。
2点目についてですが、人口減少が進展する中にあっても生涯学習と地域交流を育む拠点施設の必要性は変わらないものと考えております。実際にそこを使う人たち、これから何年にもわたって関わっていく人たちによって積み上げられた基本構想・基本計画や実施設計は重要な蓄積であり、それらを議論の出発点として施設整備の最適化の方向性を示していただく場と考えています。議員ご指摘のような規模や手法の選択につきましては、多世代・多文化の人々が日常的に訪れたいと思えるよりどころを創出し、にぎわい、憩い、くつろぎ、生きがいとなる環境を整え、緩やかに人がつながれる場の創造を目指すものですのでご理解賜りたいと思います。
3点目についてですが、基金や町債残高の状況、他施設の長寿命化対策とのバランスを見定めつつ検討を進めてきたところです。今回の立ち止まりを契機に、検討委員会に対しましても財政状況など将来負担の見通しをより分かりやすくお示しし、議論の基盤としていただくとともに、その内容を町民の皆様にも広くお伝えしてまいります。
尾 尻 孝 和 今回、既に予算編成も出来上がり、26年度予算書印刷発注という、まさにぎりぎりでの立ち止まり判断となりました。生涯学習施設建設事業関連の収入支出額、全てを予算案から削除しチェックする作業を深夜にわたって行われた関係職員の皆さん、本当にご苦労さまでした。
今後の生涯学習施設建設事業のこれからの取組について伺うに当たり、最初に、この間の経過について確認しておきたいと思います。
2022年、戸村町長就任後、最初の12月定例議会で、私は改善センター隣接地にホールを建設し、改善センターとつなぐ提案をしましたが、町長は選挙公約どおり、改善センターは、ワークショップ形式で既存の場所で更新していきたいとのことでした。この点は間違いないでしょうか。
町 長 間違いございません。
尾 尻 孝 和 翌23年、町長、副町長、関係課長で構成する庁内検討会議が持たれました。第8回庁内検討会議の後、12月8日、議会全員協議会で、生涯学習センターの建設位置の検討を行い、将来の役場庁舎建て替えに支障がない役場庁舎東側で進めていくこととした、このように報告されました。
この時点で、建設する生涯学習施設の規模は、延べ床面積3,000平米と、ほぼ固まっていたのではないでしょうか。改善センターの延べ床面積1,291平米の約2.3倍の面積になります。このおよそ1年の後に公表される中井町生涯学習施設建設基本計画で示された施設本体の面積、費用の条件では、延べ床面積約3,000平米(設計段階で最終的に確定します)とのことで、想定工事費23億5,000万円とされていることからもうかがえます。
確認ですが、23年12月の時点で、延べ床面積3,000平米と、ほぼ固まっていたのではないでしょうか。
町 長 平成29年段階で、一度、基本構想・基本計画をつくらせていただきました。
その中においては、2,000から3,000という数字が、状況の積み上げ、施設の積み上げ、機能等の積み上げで生まれております。そこも踏まえて、基本構想・基本計画をつくられたわけですけれど、ここについては、改めて、数字的なものは基本構想・基本計画の中、さらにプロポーザルの中で決まったところでございます。
元から数字、数字的にはイコールではございますけれど、そこが、大前提となって進めてきたわけではございません。その後の各意見聴取等を含めながら取組を進めてきたところで、2,000から3,000という数字がまた具体的になってきたというところでございます。決定したところでございます。以上です。
尾 尻 孝 和 2023年12月の時点で、3,000平米、私はほぼ庁内検討会議の中では合意事項として、あるいは提起する内容として固まっていた、このように一連の資料からうかがえるということを申し上げました。
2024年度には、わいがやサロンの取組と並行して、基本構想・基本計画を作成、25年度には基本設計も出来上がり、生涯学習施設本体の延べ床面積2,775平米、本体工事費26億6,600万円と発表されました。そして、26年度予算案に、この本体工事予算を計上するところまで来ていました。
そのような段階まで来ていながら、あえて立ち止まりの決断をされたのには、相当の理由があったものと思われます。先ほど、同僚議員のそうなった要因について質問がありましたが、決断された理由について、町長、補足など、もしございましたらお願いします。
町 長 先ほど答弁したとおりでございます。
これまで、町としても熟度を上げながら、予算案も含めて取組を進めてきたところでございます。
その中で、特に地域懇談会等では、施設の規模、学校への対応、財政的裏づけ等の論点が出されましたので、慎重なご意見、再考を求める声が寄せられたことを踏まえまして、これ以上進めることには、町民の皆様の納得と合意のないまま、数の多寡ではなく、進めることは難しいという判断をさせていただいたのが専らでございます。以上です。
尾 尻 孝 和 2023年末に15億から20億円とされた生涯学習施設建設関連総事業費が、2025年3月議会答弁で40億円程度とされました。
その情報に接した町民から、こんなにお金をかけて大丈夫なのか、ほかにもやるべきことがあるのではといった声が行政に寄せられるようになり、2人の町民それぞれから、立ち止まっての陳情が出され、今年1月下旬の懇談会参加者もこのような意見が多数で、厳しいものとなりました。
今回、町長のぎりぎりでの決断だったと思います。それだけに、これからのこの事業への取組は焦らず、町民の納得と合意をつくっていくことがどうしても必要になると考えます。
まず、1点目の生涯学習施設建設等検討委員会での検討に委ねるだけでなく、広く町民に情報を知らせ、町民が声を寄せられる取組についてですが、この検討委員会、どの程度の人数と構成を想定され、各委員はどのように選定されるつもりでしょうか。
議 長 尾尻議員に伝えます。
先ほど、質問、答えていますので、ほかの質問にしてください。
尾 尻 孝 和 ちょっと先ほどと重なりましたが、もう少し詳しく触れます。
2016年の第三次中井町生涯学習基本計画策定委員会のメンバーは、副町長、教育課長、町会議員、連合自治会長、体育協会、教育委員会、社協会長、こども園長、中学校長、文化団体連絡協議会、公民館運営審議会、PTA連絡協議会、町子連協議会、青少年指導員協議会、このような皆さん15名で、このときは公募で町民にメンバーの参加は呼びかけていません。
3月の、先ほども話ありましたが、広報なかいで検討委員会の公募委員2名の募集を呼びかける案内が掲載されます。今回、検討委員会に公募委員を加える判断をされた理由について、また、応募者が公募委員2名を超えた場合、誰がどのように選定されるつもりか、お願いします。
生涯学習課長 まずは、公募委員を加えた理由、当然、町民の皆さんの関心事でもありますし、やはり、まちづくりにおいて町民の参画する権利というものも、町の自治基本条例の中で決まっていますので、これまでの総合計画ですとか、公共交通会議等、公募委員を入れていますので、そういった規模等を踏まえまして、今回のこの生涯学習施設の検討においても、当然公募委員は入れておくべきだろうという判断をさせていただきました。
人数についても、そういったこれまでの組織等の人数を勘案しながら、2名というふうにさせていただきました。
あと、公募委員の人数が、応募がそれを超えた場合ということですが、やはりこの検討委員は町のほうで、今のところ、当然生涯学習課が所管をしていくものと考えています。ですので、町の中で、どういった方を、多数上回った場合に採用していくかといったところは判断をさせていただきたいと思います。
これまでの地域懇談会の中でも、例えばですけども、地域の方の参画をですとか、あるいは、多世代、20代とか、30代とか、40代とかという、比較的そういった方の世代の公募委員の参画をみたいなご意見がありましたので、そういった意見も踏まえながら、最終的には町のほうで判断をさせていただきたいというふうに考えます。以上です。
尾 尻 孝 和 ぜひ、応募が上回った場合、応募者から不満が出ないように納得のいくような形での選定、これをぜひお願いしたいと思います。
この第1回の検討委員会の時期、いつを予定しているのか。その後の検討委員会の頻度、あるいは、そして、最終答申、いつ頃を設定されているか、伺います。
生涯学習課長 今後の生涯学習施設の検討、今後の在り方をこの検討委員会に委ねていくと、方向性を委ねていくということですので、なるべく令和8年度、速やかにこの検討組織というものを立ち上げて、協議を図っていきたいと考えています。
それに先立って、先ほども話ありました一般町民の公募という形は公募させていただいたんですが、まだ最終的にこのメンバー構成というものも確定はしてございません。ですが、できるだけ速やかに、新年度入ったら、ちょっと今時期はなかなか申し上げにくいんですが、なるべく速やかに開始をして、早いというか、じっくり、あまり急ぐわけではないですけど、ある程度そういう、今後、予算等というのも当然出てきますので、そういったものも勘案しながら、ある程度方向性を固めていきたいと考えてございます。以上です。
尾 尻 孝 和 焦るわけではないが、予算との関係等々も検討してというお話でした。
この委員会なんですが、公開されるんでしょうか。また、委員会で配付される資料、これは希望する町民にも配布されるおつもりでしょうか。
生涯学習課長 そういったところも含めて、今後の検討とさせていただければと思うんですけれども、基本的に今、通常こういった会議をやると、当然傍聴者というものも受け入れた中で実施をしてございますので、そういった形で、一般の方がその会議の様子をご覧いただく中で審議をしていくということは十分考えられるのかなと思っています。
あと、配付資料の配布ですけれども、その辺については、もう少し協議をさせていただきたいと思っています。
また、どういった経過だとかというのは当然、事後にホームページ等で、町民の方にお知らせしていく義務というか、そういったものはあるというふうに存じてございます。以上です。
尾 尻 孝 和 私1つ提案なんですが、この委員会の審議、この審議と町民の思い、これに乖離が生じないように、委員会と町民との懇談会、こういったものも何度か持つ必要があるのかと考えますが、その辺は検討、いかがでしょう。
生涯学習課長 今のところ審議と町民との思いのずれを埋めていくべきものの懇談会というものは考えてございませんが、ただ、ここで出た方向性等々につきましては、地域懇談会で申し上げているとおり、町民の方にもしっかり説明していく機会、説明していく責任はあるのかと存じてございます。以上です。
尾 尻 孝 和 しっかり町民にも説明という今お話でした。
この生涯学習施設建設等検討委員会での論議、これを充実させるという意味でも、この委員会での検討と併せて、町民に情報を知らせ、町民が声を寄せるための手だて、これが必要だと考えます。
その辺のところで検討されていることありますでしょうか。
生涯学習課長 今、具体に声を寄せる手だてというものを考えているわけではございませんが、こういった協議会の会議の結果をホームページ等で公表していくことで、町民の方も、その内容については当然触れられますし、今の現行のシステムの中でも、町に対するお問合せだとか、提言という方法は幾つもございますので、そういったところで、会議の経過を見ながら、町民の方から意見を賜るということは今でも十分可能ではないかなというふうに考えます。以上です。
尾 尻 孝 和 ぜひ取り組んだらいいと思いますのは、一定の資料とセットにして、町民の声を聞くアンケート、こういったものも有効ではないかと考えます。
こういった実施の考え、ありますでしょうか。
副 町 長 まずは、この検討委員会というのは、地域懇談会等で、それからいろいろ議会のほうに陳情もいただいたような、そういった声も含めての検討でございますので、まずはこの検討委員会という組織を町としては立ち上げるということを考えてございますので、その段階でどういったような検討結果にもなるか、方向性もありますけれど、そこはまずそこでしっかりもんでいただくのがまず最初かなと思います。
その中で、情報をしっかり説明するというものはその中で、しっかりまた別の形で対応していきたいというのが基本的な考え方でいますので、決して今までのご意見、地域懇談会等でのご意見を無駄にせずに、その辺を含めた中で皆さんにこの検討委員会でまずしっかり検討していただき、その情報等にはしっかり周知をさせていただくというところの中でまずはスタートさせていただきたいというふうに思います。以上でございます。
尾 尻 孝 和 ぜひ検討委員会の内容を充実させるためにも、町民の声を広くやはり取り入れる、あるいは聞く取組が大事ではないかと考えます。
この間、生涯学習施設等建設事業に町民の関心、非常に広がっています。
地方自治の本旨とされる2つの柱ありますね。団体自治と住民自治、その住民自治を広げ、根づかせる、中井町で根づかせるいい機会として、この事業への町民の納得、合意の形成の取組、これを位置づける、こういう大きな構えが必要ではないかと思いますが、その辺いかがでしょう。
町 長 同僚議員から、同じような繰り返しはしないようにというお話もいただきました。
また、同時に、今回、今、尾尻議員のほうからご指摘のとおり、本当にまさに住民自治のあるべき形というのを、私たち本当にこれ、できるんだと、チャンスなんだということを改めて感じておるところでございます。
その点においては、本当に意見聴取のこれからの在り方、あるいは、小規模自治体だからできる意思疎通の、あるいは、町民合意の在り方、そういったものも視野に入れながらやっていこうというのが1つのポイントでございます。
その過程において、意識は持ちつつ、今できるところをしっかりとやっていくというのはご理解いただきたいというふうに思っておりますし、都度、都度、一足飛びにはいかないまでも、その視点を持ちながら、情報共有、また、町民の皆様から今既に出ている論点ございますけれど、どのような形がよろしいのかというのは引き続き模索してまいろうと思っております。以上です。
尾 尻 孝 和 町が様々な事業を取り組むに当たって、行政から町民参加が呼びかけられるわけですが、行政の都合で町民に手足となって働いてほしいということではなくて、町民が自分たちの生きているこの町をどのようにしていくのか考え、その考えが町政に反映していることを実感できる、そういった取組、生涯学習施設建設事業の町民合意形成をそういう位置づけで取り組んでいく、そのことが必要だと考えます。町長、その辺はいかがでしょう。
町 長 私の中心理念であります町民の皆様の聞く町政というところがございます。応える町政というのがございます。その基は、聞くということでございます。
そこにおいて、今回も、わいがやということではありましたけれど、意見聴取も町民の皆様のご意見を聞くというところが特徴的につけられておりますし、それは尾尻議員も数回、評価していただいたところだと思っております。
その中で、なかなかそこが、人数、あるいは、同時にその中で予算規模、あるいはこれからの公共施設の在り方にも皆さんのご関心が広がる中で、ある意味でのもやもや感みたいなのも出てきたというのも、私も非常に感じているところであります。
その中で、原点的には、私自身、町民の合意を、非常に難しい、ハードルは高いですけれど、そのように取っていきたいという下、動かせていただきました。その中で、このわいがやも我が事として受け止める方のグループであったというふうにも理解しております。
それをより一層深め、広めていく、そして、これから本当に待ったなしでいろいろな学校、あるいは公共施設もございます。また、この施設そのものも、これから同じものを検討するのであれば金額も上がっていくという状況もございます。
そういったものも踏まえながら、皆様と共に検討していくというところを貫いてまいろうと思いますので、ご理解いただきたいと思います。以上です。
尾 尻 孝 和 次に、2点目の、人口減少の中でどのような生涯学習活動を目指すのか。また、建物については、改善センターの大規模改修、大規模改修と増築、改善センターの規模の新築、改善センターを縮小した規模での新築など、想定できる資料を検討委員会に提出し、同時に町民にも示す考えは。この点について、伺います。
12月定例会にて採択された比奈窪56プランの規模縮小と着工延期を求める陳情書、そこには、本事業を推し進めるメリットについては、町からの説明どおり、異論はありません。このように記載されています。
中井町生涯学習施設建設基本構想並びに基本計画で掲げられている基本理念、あるいは生涯学習施設に求められるものに対し、町民から異論の声が多く出ているわけではありません。
しかしながら、基本理念を実現していく上で、9,000人から6,000人へと現在の人口が3分の2まで減っていく中で、その実現の在り方も変わってくるはずです。
どのようなことを想定しなければならないのか。必要なデータとともに、検討しなければならない項目の資料、これを検討委員会に提出される必要があると考えます。どういったデータ、検討項目の資料、提出されるおつもりでしょう。
町 長 まず、今回の検討委員会の基本的な原則としましては、これまで予算組み、あるいは補助金申請、さらには、実施設計、意見聴取、もうフルスペックでそろえさせていただきました現在の計画を基にさせていただくというところでございます。
今、尾尻議員のほうで、幾つかのパターンを設定されてお話しいただきました。
そういったところは、実は、そこでの算出、データ関係、私は非常に難しいものだというふうに思っています。あらあらの数字しか出せない可能性もございます。
まず、原則としては、この現状の状況を見ていただく中で、財源構成等も含めて、課題感を、それぞれで課題がございますので、論点がございますので、そこをしっかりと提示させていただくというのがまずポイントだと思っています。
そこから、施設の規模、あるいはパターンといったものは、ある種のバリエーションではありますけれど、そこが、そういう形が出てくるんであれば、規模の縮小、あるいは何々をすべきだという提言の中でおまとめいただき、そこから新たな検討に入るということも考えられると思っています。
こちらから全てをご提供するというよりは、まず、論点が分かるものを、現計画から見ていただき、その検証を通して、戻るべきポイントというのを、あるいは維持するポイントというのを見極めていただくということがまず肝要だというふうに思っております。以上です。
尾 尻 孝 和 生涯学習施設建設事業をめぐって町民が不安に思っていること、それは、掲げられている理念の実現に向けて事業が青天井になっているんじゃないかと、自治体の役割である住民福祉の向上に向けたほかの事業を圧迫していくんじゃないかと、そして、将来の世代へ禍根を残すことにならないのか、こういうことだと思います。
町民のそのような意識について、認識を当然お持ちだと思いますが、いかがでしょう。
町 長 確かに、今回の数字が40億という形で、単体の建物が40億ということも町民の皆様のご理解にはなってしまったかというふうに思っております。大変ご不安とご心配を与えたことは、私も本当に反省しているところでございます。
また、しっかりした数字を出すのに、また時間もかかっております。その中で、11月の状況になって、上限を出させていただきました。私、上限として出させていただいたところであります。
その中で、例えば今後その取組があるようであれば、また価格高騰等もある中で勘案はしなければいけませんけれど、まず、この状況をつくってしまったことも踏まえて、反省しつつ、そこにおいて、決して青天井でこのプランをつくったわけではないというところも加えさせていただきたいと考えております。以上です。
尾 尻 孝 和 この町民の不安に応えて、生涯学習施設建設事業の納得、合意をつくっていくためには、この生涯学習施設建設事業の想定されるパターンごとにおおよその想定額が私示される必要があるんだろうなと思います。
確かに、現在の計画、これがたたき台になるということは、それはそれとして、もう資料が出来上がっているわけですから、大事だと思いますが、具体的にそれに代わってこういう形ならば想定ができますよという、そこの大ざっぱな概略、これも同時に示していかないと、この検討委員会でただ検討してくださいだけでは、やはり不十分じゃないかと思います。
これまで進めてきた、役場庁舎東側に生涯学習施設を建設する比奈窪56プランの事業総額41億円、延べ床面積2,775平米の生涯学習施設本体工事費は26億6,600万円という金額はもう既に示されています。
この本体工事費、平米単価、幾らになりますでしょう。
生涯学習課長 お答えします。
26.66億を2,775平米で除するとなると、九十五万、九十六万ぐらいだったかというふうに認識してございます。以上です。
尾 尻 孝 和 平米単価96万円と。
長寿命化改修単価については、2020年3月の中井町公共施設長寿命化計画に示されている長寿命化改修の平米単価が25万円です。その後の上昇分を見込んだ単価、平米単価が取りあえず50万円として私計算してみました。
想定される事業ごとに、この単価で、今後の事業総額計算してみました。ですので、24年度、25年度執行済みとなる設計委託料、それから、資料館解体費、造成費など2億7,000万円は含めない計算で金額を挙げてみました。
まず、1番目に、改善センター、現在の延べ床面積1,291平米、これを2044年、長寿命化改修を行う。そして、2068年まで使う場合、2044年に6億4,550万円という金額になります。
2番目に、役場東側に改善センターと同じ延床面積の生涯学習施設を建設し、改善センターは耐用年数の2044年まで活用する場合、附帯工事、備品購入費なども含めて、15億919万円。
3番目に、改善センターの長寿命化改修を前倒しで行い、北側に現行計画半分の延べ床面積の生涯学習施設を建設し、2つの建物をつなぐ場合、附帯工事、備品購入費なども含め、22億6,750万円。
そして4番目に、役場東側にこれまでの計画の生涯学習施設を建設し、改善センター解体と広場整備などは行わない場合、附帯工事、備品購入費なども含め、32億4,400万円。
そして、これまでの計画の38億3,000万円と。
いろいろ想定できる主なパターンごとに、これからかかる事業費、概算で計算してみました。ごく単純な概算ではありますが、事業費としては、おおよその見当がつくものではないかと思うんですが、いかがでしょう。
総 務 課 長 お答えをさせていただきます。
今、議員ご指摘のとおり、令和2年3月に作成をいたしました中井町公共施設長寿命化計画の中で、ライフサイクルコストを算定するために、建設の規模ですとか、部位、設備等により、おおよその概算金額というのが示されてはおります。
ただ、令和2年のときの作成時におきましては、提供されています建築保全センターの数値が平成31年版というところでございます。また、この最新の数値については、今、令和5年版が最新というところです。手元に具体的な数値を持ってはおりません。実際には、建築高騰の影響をしっかり考慮していかなければいけない必要性が当然にございます。
もうご承知のことと思いますけれども、建設業界の人材不足、また、働き方改革による人件費の増ですとか、また、原材料費の価格、エネルギー価格の高騰等も踏まえて考慮していかなければならないというところです。
現行、各市町村が各施設のライフサイクルコスト等を算定する上では、市町村の判断で、提供数値等も実勢価格等の格差を調整する中で、各市町村の判断で、その辺の数値等を検討していられるというような現状でございます。
町については、現状そこまで検討等も行っておりませんので、具体的な数値を持ち合わせておりません。ですから、議員ご指摘の数値については、なかなか回答しづらいというところかと思っております。以上です。
尾 尻 孝 和 今、平米単価、具体的な数字を今、町としては持っていないというお話でした。ですので、私は倍くらい、2倍の金額で、平米単価50万として取りあえず計算させていただきました。
その辺は、町としてしっかりやはりやるべきだと思うんです。そういう計画もないまま、ただ、実際にこういうものを造っていく、41億かかるよというふうに言われましても、なかなか論議のしようがないということを指摘しておきたいと思います。
2月下旬の地域懇談会で、町長は要旨、次のように述べられました。
一旦立ち止まる判断をしました。
これから設置する検討委員会では、現行計画を議論の出発点にしたい。それは、現行計画に固執するということでなく、様々なパターン、場合によっては事業を止めることになるかもしれない。それくらいの覚悟で立ち止まりました。
このように述べられました。
検討委員会の審議、あるいは町民の判断を仰ぐには、現行計画の資料だけでは判断できません。先ほど示しましたように、様々なパターンごとの資料、合わせ提出される必要があると思いますが、重ねて伺います。
副 町 長 お答えさせていただきます。
先ほど尾尻議員から、地域懇談会での町長のご答弁というか話、今お話しいただきましたけれど、もちろん、ここで立ち止まることによって様々な条件が変わってきます。
単純に同じものを造るとしても単価上がってきていますので、そうすると、ある程度枠の中で収まらないということも出てくる中では、いろんな条件が全く変わってきますので、そこは、その中で、本当に町として、この事業をどういうふうにするか、財政面も含めて、やはりそこは検討委員会のほうにお出しする必要があるとは認識しておりますので、それらも含めて、いろんなパターン、ある程度、どういうパターンであれば一応可能だというようなところもしっかりお出しした中で、ご検討、ご検証をいただければと思っております。以上です。
尾 尻 孝 和 ぜひ、先ほど町として平米単価、持ち合わせていないという話もありました。そこの検討は、もう早急にやっていただきたいと思います。
その平米単価で、少なくともこういう形にすれば、これだけの金額になりますよという資料、これは、私の単純な計算よりもより踏み込んだ資料、それをつくる、それだけの能力は町に十分あると思います。
ぜひ、想定できるパターンごとの分かりやすい資料を、検討委員会と町民に示していただくように再度要請したいと思います。
次に、ほかの事業との整合性や、今後の学校、役場庁舎の建て替えなどを展望した財政状況の見通し、これを状況ごとに、概略で、検討委員会と町民に示す考えについて伺います。
まず、今月中には、これから5年間の中期財政推計が発表されます。
生涯学習施設建設事業が、一旦立ち止まる判断で、26年度予算案には計上されませんでした。したがって、今回発表される中期財政推計は、これからの生涯学習施設建設事業費が含まれない推計ということでよろしいでしょうか。
副 町 長 お答えさせていただきます。
当初、町としましても、来年度に生涯学習センターを建設させていただくというようなところで、予算編成もさせた中で、財政計画を見積もらせていただきました。
今回、生涯学習センター、これ1回立ち止まるということで、予算にも計上しておりません。ですから、この5年間の中で、まだ単純にそれを除いたものを出していいのかというところは、考え方もあろうかと思います。
来年度に、検討委員会を設けた中で、ある程度の方向性が持った中で、そういった全体の中期財政計画も作成すべきではないかというふうに町として今考えてございますので、単純にそれを引いたものを出して、それイコール、町民の皆様に5年間の推計だとお示しすることは、ある程度は適切ではないかとは今現状では考えてございますので、ご理解いただきたいと思います。以上でございます。
尾 尻 孝 和 分かりました。
中期財政推計については、当初予定していた今月中の発表を先送りするということだと思います。
4年間の総事業費41億円という金額に、町民から、いろんな料金の値上げにつながらないのか、ほかの事業を削ることにならないのか、町に要望を出してもお金がないと取り上げてもらえなくなるのでは、学校の建て替えが先ではないのか、こういった様々な声、寄せられています。
これだけ大きな規模の事業に取り組むことになると、将来の町財政の見通しはどうなるのか、ほかの事業への影響が出るのではないか、町民の多くが心配し不安を感じるのは、私も当然だと思います。
先月8日に議会から7つの提言に対する回答、2回目となる回答が提出されました。財政推計の必要性について、次のように、そこには書かれています。
向こう5年間の事業と連動し、可能な限り、具体的な数字の得られる中期財政推計を行い、公表しています。10年単位の推計は具体性を持ち得ないと考えますが、財政状況や見通しについては、分かりやすく伝える工夫が必要であります。
このような回答でした。
長期の財政状況や見通し、分かりやすく伝える工夫、どのように考えておられるのでしょう。
企 画 課 長 お答えさせていただきます。
議員ご指摘のとおり、生涯学習施設だけではなく、学校施設ですとか、庁舎、また、水道なんかは独立採算の公営企業となっておりますので、少し考え方は違いますけれども、今後の公共施設の整備全体を見据えた財政見通しというのは、極めて重要であるというふうには認識しております。
町といたしまして、公共施設等総合管理計画ですとか、長寿命化計画、個別の施設の計画との整合性を踏まえながら、将来的な財政負担の見通しの整理は必要と考えております。
そのためには、今後個別の事業計画等事業費の算出が前提になりますので、今後各所管課において、必要な時期に計画の熟度を高め、適切な事業費の見積り等を行う必要があるというふうには考えております。
それに基づきまして、以前からお答えしておりますが、10年推計となりますと、ある一定程度の係数を掛けるような形にはなってしまうと思います。
歳入面につきましては、あと扶助費等々で、その辺はできるんですけれども、その辺の歳出のほうの個別の具体的なものを正確に出していく必要があるのかなとは考えております。
その中で、必要な時期に、各所属で適切な計画をつくりながら、住民の方にお示ししながら、それに基づいた財政推計をお示しする必要があるのかなというふうに考えております。以上です。
尾 尻 孝 和 大きな事業になります。今後の学校施設の建設や役場庁舎の長寿命化、こういったものも絡んできます。当然そういった長期の財政の見通し、これについて全く検討されないで、今回の事業、総事業費41億円の生涯学習施設建設事業を進めるということの論議をされてきたんでしょうか。
企 画 課 長 お答えさせていただきます。
担当課のほうで、事業費を持ってきた中で、財源の構成などを見ながら、今後の町、5年間の中で、やっていけるという判断はさせていただいております。
そのような形を経て、庁内の概算要求ですとか、予算編成作業に取り組んでおって、起債の借入れなどの状況なども見ながら、現時点で問題ないといいますか、対応できるというふうに考えて事業を進めてきたところでございます。
全く考えていないというところではございません。以上です。
尾 尻 孝 和 今後5年間というお話でした。
しかし、学校建設ですとか、役場庁舎の長寿命化等々は、5年のスパンに収まらないんです。そういう、ある程度の長期の、例えば10年、20年というスパンでの財政見通し、町の財政に影響がないのかどうなのか、こういった検討を今回の生涯学習施設建設、41億円の事業を取り組もうとされたわけですから、それについての検討はされなかったんでしょうか。
企 画 課 長 お答えさせていただきます。
先ほどの答弁ともかぶるんですけれども、公共施設総合管理計画ですとか、長寿命化計画、個別の計画との整合性を踏まえながら検討してきたところでございます。
学校につきましては、地域懇談会などでもご説明していますように、令和8年度から学校の在り方を検討するという形になっております。まだ方向性も何も決まってない中で、事業費を算出することが困難となってございます。
その意味で、先ほど、各所管課におきまして、必要な時期に計画の熟度を高め、適切な事業費の見積りを行ったもので財政推計を行っていくという考え方でございます。
今現時点で、教育委員会のほうの考え方もあるとは思うんですけれども、あまり方向性を示すような数字をお出しするのが適切かどうかというのはちょっとよく考える必要があるのかなというふうには思います。以上です。
尾 尻 孝 和 私、この41億円という総事業費の事業をやろうとするときに、将来のどういう町の財政に影響を与えるのか、学校施設、役場庁舎、こういった問題との関連が将来どうなっていくのか、その大枠のところは当然検討したと思うんですよ。全く検討してないということはちょっとあり得ない、考えられないんです。
副 町 長 お答えさせていただきます。
学校につきましては、今年度、7年度、教育ビジョンを策定させていただきます。これにつきましても、7年度から始めた事業ではございません。6年度からもう既に、その以前から手をつけている事業でございます。その中で、令和8年度から学校については、しっかり、学校の在り方を具体的に取り組んでいくというところでございます。
こういった背景も含めながら、生涯学習センターをこのタイミング、ですから、8年度から建設というところを予定させていただきました。町としては、このタイミングで建設をすることであれば、いろいろな面で、財政的にも一番いい、ベストな状況かというところの判断です。
例えば、これが遅れれば、また、学校と同じ事業時期になるという可能性もございます。そうしたときには、そのとき、単年度で、何年かに大きな財政が動くわけですから、そうすると、その辺はやはり全く同時というわけにはなかなかいきません。
町としては、今後、例えば8、9で建てる場合は、その2年か3年間についてはそれなりの建設事業費という大きなものがかかりますが、賄います財源として、後に影響があるのは基金の償還というふうに考えておりました。
その中で、約20億をお借りして、約20年間の償還期間という形の中で今、考え方を設定した中で、およそ1億二、三千万の毎年の償還というものの中で、ある程度それは十分対応できるというような、今後のほかの事業にも影響がない中で対応できると、そのような中で町として判断をさせていただいたというところで、ご理解をいただきたいと思います。以上でございます。
尾 尻 孝 和 毎年1億2,000万程度の償還ならば、当然対応できるという判断をされたというお話でした。
そういった分析をされたんですから、その資料をどうして出されないんでしょうか。もちろん去年の12月に出ました。今まで、でも、それがずっと出なかったんです。検討はしっかりしていたと思うんですよ。
今後、検討委員会が立ち上がります。そこでの検討も進みます。その中で、町民が不安に思っている、財政的にどうなんですかというところのそのデータ、町はこういうふうに考えているんだよというところをきちっと示す必要がある。それがないと論議のしようがないと思うんです。
長期の財政の状況の見通し、私なりに公表されているデータでちょっと計算してみました。
まず、各年度の一般会計でやりくりされていると思われるものは除いて、貯金の取崩しや新たな借入れが想定される学校や役場庁舎の長寿命化改修、建て替えですが、これをいつ頃、どれくらいの規模、経費を見込んだらよいのか、あるいは、2020年3月発行の中井町公共施設長寿命化計画には、学校施設、役場庁舎の長寿命化改修並びに建て替えの年度と金額、ここに金額とグラフ、金額が年度とともに、掲載されています。
長寿命化計画で使われている国交省監修の建設平米単価が26万6,000円、これに対し、今回の生涯学習施設本体工事単価96万円、先ほどちょっとやり取りありましたが3.59倍です。この辺の事情、これを分析するためにも、早急に町としての建設単価に対する見解、あるいは調査を行うべきだと思いますが、再度になりますが、いかがでしょう。
副 町 長 お答えさせていただきます。
尾尻さんの1つのそういう設定の中での数字ですので、それが独り歩きするのもどうかというところはございますけれど、改修と新築というところでもやはり単価というのは変わってくるかとは思っております。
それと、今言ったように、財政面の財源的な面は、一応、本当に重要なことだと思います。この辺は町もしっかり、今後どういったものに建てるか、また、どういうふうな形で進むかということにも含めて、しっかり財源的な裏づけがないと、やはりこれはもちろん進めないというふうには認識してございますので、そこはしっかりその検討委員会の中でもご提示をさせていただきながら進めていきたいと思っております。以上でございます。
尾 尻 孝 和 町としての建設単価に対しての、まだ、こうだというものがないと。
そういう中で、じゃ、どう考えたらいいのかということで、私、取りあえずですが、ここで提起されている建設単価の約2倍まで上昇しているものとして、計算をちょっとしてみました。
年度は、長寿命化計画にあるそのままで紹介します。
2021年、もう5年過ぎていますが、中学校体育館建て替えに3億7,700万円、2033年、中学校本館と特別教室棟の長寿命化改修に12億7,000万円、2038年、井ノ口小学校A棟、B棟の長寿命化改修で12億2,000万円、2040年、役場庁舎の長寿命化改修に14億3,000万円、2044年、井ノ口小学校C棟の長寿命化改修に3億7,000万円、そして、2045年、中学校教室棟と中村小学校B棟の長寿命化改修に10億9,000万円。学校関係では、合計で42億円になります。
学校建設は2分の1の国庫補助がありますので、実際にかかる金額は21億円ほどになるかと思います。役場庁舎の長寿命化改修工事費と合わせ、この先20年間で35億6,000万円、この想定金額、これ自体、本当に大ざっぱな金額ですが、過大な見込みでしょうか、それとも過小でしょうか。その辺、どう判断されますでしょう。
副 町 長 その数字があくまでも尾尻議員の試算でございますので、それが過大か、縮小かということはお答えできません。以上でございます。
尾 尻 孝 和 町がこれを持ってないことが私問題だと思うんです。きちっと想定するべきだと。これだけの大きな事業を取り組むわけですから、ほかの事業との関連、財政を考えたら、これを持たなかったら検討しようがないんですよ。
次に、収入の面ですが、今後20年間の学校や役場庁舎の建て替え、長寿命化改修に充てられる町の財政、どの程度見込めるのか。
長期の財政状況を検討する上で、いろいろなアプローチ、あると思います。毎年度ごとの町の借金と貯金の増減幅と、毎年度収支の赤字、黒字幅は基本的に一致しますので、私は分かりやすい、借金と貯金の側から町の財政状況を見てみました。
中井町の一般会計財政状況ですが、今世紀初めの2001年度末から24年度末までに借金は41億円減らして2億109万円の残額、貯金は22億円増えて32億9,716万円となっています。
23年間、大型の建設事業なかったことで、財政好転した総額が63億円。年平均すると2億7,391万円ずつ好転幅を維持してきました。もちろん年度によって変動はありますが、マイナスの年度は1度もなく、好転幅は23年間を通じて増加傾向にあります。
仮に、中井町の財政がこれまでと同じ規模でこの金額、年平均2億7,391万円のプラス幅が今後20年間続く見通しと仮定すると、総額で54億7,820万円。これを様々な長寿命化や建て替えなどの事業に充てられます。
しかし、先ほど紹介した学校と役場庁舎の建設長寿命化工事費35億6,000万円に加えて、総額41億円の生涯学習施設建設比奈窪56プラン事業費までのみ込むことはできない計算になります。この辺の判断、する必要があるのではないでしょうか。
企 画 課 長 お答えさせていただきます。
生涯学習施設の41億だけが負担という形で入っているんですけれども、国庫補助金ですとか、基金の取崩しですとか、起債をやっておりますので、少し今の計算方法は実態に即したものではないのかなというふうに考えております。
先ほど副町長、お知らせしましたように、起債の償還年1億3,000万程度、これを20年程度行うというところの計算が実際の負担になっていくのかなと考えます。以上です。
尾 尻 孝 和 実際のところはこうなんだというところをある程度考えておられるし、検討もされているはずなんです。そこをなぜ町民に示されないのか。そのことを伺いたいと思うんです。
企 画 課 長 お答えさせていただきます。
2月に行いました地域懇談会などでは、この借金の状況、返済の状況などはお伝えさせていただいているところでございます。
非常に、これをお答えできるようになったのが、11月の下旬に事業費をご説明した段階で、ようやく事業費を固めて、フィックスして、じゃ、起債額も確定したという形になります。
ひとえに、ちょっと事業費の確定が遅かったといいますか、明確にした事業費をお知らせするのが少し遅れてしまったというのが最大の原因なのかなというふうに考えております。
今後は、このような状況は、適宜適切に、町民の方にお伝えさせていただければと思います。以上です。
尾 尻 孝 和 事業費の確定が昨年の年末になったと。私が言いたいのは、事業費が確定しなければこれができないということでは困るんじゃないかと。もっと前に、23億6,000万円、あるいは3,000万円という金額なんかも出ているわけですよ。平米3,000平米という面積も出ているわけです。
そういうところで概算を出して、それとほかの事業との関係で、将来的に大丈夫なのか、大丈夫ですよと、この辺の検討はやっているはずなんです。そこを出してほしいということを言っているわけなんです。
ちょっと先に行きます。
生涯学習施設建設より、耐用年数が既に過ぎている、あるいは迫っている学校施設が先ではないのかと、こういった声、これに関連してちょっと伺います。
鉄筋コンクリートの耐用年数60年。これに到達するのは、役場庁舎が2040年、改善センターは2044年になります。学校施設は、中学校体育館が既に耐用年数を5年経過しています。2033年には中学校本館棟、特別教室棟、そして、2034年には給食センター、2038年には井ノ口小学校のA棟、B棟、これが耐用年数超過になります。
中学校体育館と同様に、中学校や井ノ口小学校の校舎、これについても、長寿命化改修または建て替え、これについては先送りされる、そういう考えではないと思いますが、その辺どのような検討をお考えでしょう。
町 長 基本的に、今、尾尻議員の数字、出していただきました。その中で、町としましては、先ほどからご説明していますとおり、町債の状況を踏まえながら償還していく状況づくりをし、それが、学校が先になってしまうと、その額がぐんと上がってまいりますので、このタイミングで、まず生涯学習施設周辺を整えさせていただくという方向性を持っておりました。
学校については、今お見立てのとおり、耐用年数も近づいている中、これから検討を開始する状況でございます。3校が1校になるのか、あるいは2校でいけるのか、そういったところも踏まえながら、数字的には、それこそ先ほど尾尻さんがおっしゃられたパターン、バリエーションが必要になってくるというふうにも考えております。
ただ、そこにおいては、ここを放置するのではなく、しっかりとここを見据えながら、今、生涯学習施設の進行も進めてまいりましたし、さらには、学校を、次は学校というところをこれから向かい合っていかなければいけないと、そこに向き合ってまいりますので、ご理解いただきたいと思っております。
町としてやっていく取組として、この事業、学校の在り方検討というのは待ったなしになっているということで進めてまいりますので、ご理解いただきたいと思っております。以上です。
尾 尻 孝 和 町として先送りするつもりはないということだとも思います。
中学校体育館やほかの学校施設も必要な修繕、当然行いつつ、この4月から学校の在り方検討組織立ち上げ、そこでの検討を経て、2029年3月までに、中井町の学校の今後の在り方の方向性をまとめたい、恐らくこういうことだと思います。
学校の今後の在り方については、私も所属する文教民生常任委員会で調査研究している最中ですので、ここで中身に立ち入った質問はいたしません。
ただ、確認しておきたいのは、今後の学校の在り方について、児童・生徒、教員、保護者、地域住民、こういった方々の納得と合意がまとまった段階で、学校施設の長寿命化改修または建設が本格的に動き出す、こういった認識でよろしいでしょうか。
町 長 学校の長寿命化については、既に着手をしておりますし、これから検討にありましても、使える状況というのをつくらせていただきました。それは本当に、子どもたち、また、来年度予算でも改修等、入ってまいります。その状況は、整えさせていただいたところでございます。
また、さらに、ここから先という形では、もちろん町民合意の在り方というのは今回のテーマでもありますし、また、私にとっては本当に禍根を残さないという言葉がよく私の胸にも響いてまいりますけれど、そのことを本当に着実にやらなければいけないんだという使命感を持って臨みたいし、また、臨む体制をこの教育ビジョンの中にも組み込ませていただきました。以上です。
尾 尻 孝 和 先ほど私、長期の財政見通し検討する上で、学校施設については、中井町公共施設長寿命化計画に書かれているデータ、そこで示している計画を基に、時期と金額の想定を示しました。
長期の財政見通し、検討する資料として、条件によって変わってくる様々なパターンごとの時期と金額の想定について、ぜひ生涯学習施設建設等検討委員会併せ、町民に示す必要があるかと思いますが、いかがでしょう。
町 長 まず、今回は、先ほどから申しましているとおり、現行計画をしっかりと見ていただく、そこでの予算組みの在り方、また、財政見通し、現時点で分かっている部分のところはしっかりとお示しをし、題材として提供させていただこうと思っています。
同時にこれから時間の戦いでございます。1つは、建設費の高騰というものがございます。さらには、待ったなしの学校というものもございます。その中で、幾つかのパターンを、もちろん見なければいけないというのはよく分かりますけれど、まず、現状として時間のパターンというのもございます。
例えば、Aというものを改築する、あるいは何のパターンにしても、尾尻さんがおっしゃられた時間のパターンにしても、実は基本設計、基本計画、さらには、もしかしたら元のところから直すべきだというご指摘になれば、それなりの時間がかかってまいります。
そこで今度は学校というものも、待ったなしになってくる。さらに建築の高騰等も含め、まず、時間のパターンというのはしっかりとお示ししたいというふうに思っています。
そこに伴う計画にかかる時間、設計にかかる時間、さらに、町民の皆様の合意を取る時間、そういったものも含めながら、実はこのパターンが本当は限られているんだということも、もしかしたらお伝えできるかもしれません。
建物の老朽化、あるいは学校の在り方、その中で、時間等の経過の中で、さらにそこにかぶってくる費用感、そういったものを総合的に見ていく中で、いろいろ考えなければいけないというご提示はとにかくさせていただきます。
その上で、まず、現行計画を見ていただき、そこから見えてくるものがございます。まず、その中で、このプランについては、1つの検討委員会で検証していただき、さらに今度、学校に向けて取組、そこには、今回の大きいテーマであります町内合意の取り方という大事なところを、皆さんと共にやっていくということになります。
その中で、改めて公共施設全体をどう見ていくのかというレベルも、今、恐らくそういったことも踏まえておっしゃっているというふうに思っています。そこも視野に入れながら、この中井町、持続可能な自治体として立っていけるよう、歩んでいけるよう、取り組んでまいろうと思っています。
その点では、まず、この検討委員会の枠組みというのは、少しこちらのほうで、今お答えした中で取り組ませていただくのが、まず、分かりやすく、順当であると考えております。以上です。
尾 尻 孝 和 町民合意と納得を得る、そのためにも、条件付の様々なパターン、これについての提示はしていきたいというお話だったかと思います。
生涯学習施設建設事業に、町民の皆さん、大きく関心を寄せています。意見も寄せられています。町内各所で話もされています。
これからの合意形成過程を通じ、中井町の住民自治もさらに一歩前に進むのではないか。こういう構えで取り組まれているものと思いますが、最後に町長、いかがでしょう。
町 長 まさに尾尻議員のおっしゃるとおりだというふうに思っております。
今回のことを通して、関心を持っていただき、また、問題意識を皆様が共有していただいたということは、大きな財産でございます。
そこから、在り方、情報提供の在り方、情報共有の在り方、さらには、私たちも技量を磨きながら、お応えできるような状況づくりというのは、これは大事にしていきたいと思っております。
その中で調整を進めてまいろうというふうに考えておりますので、聞く町政、応える町政をやはりもっと深めていかなければいけないと思っておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げて、答弁とさせていただきます。以上です。
議 長 ここで暫時休憩とします。再開は13時15分とします。
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